(集英社新書が好調である、新刊2冊を紹介しよう)
「笑いの経済学」 木村政雄著
今や芸人より売れっ子の、吉本興業常務木村政雄が熱く語る1冊。
まずは大阪人の気質から、「大阪では赤信号を漫然と待ってはいられない。赤信号でも渡り、欲しいものがあればとことん値切る大阪人の気質を持たない限り、今回のような未曾有の不況やシビヤな国際競争には勝てないのもまぎれもない事実です。」横山ノックだって大阪では十分納得のいく府知事であったという話も面白い。
「万博とストリップ」 荒俣宏著
あの博学の著者が「国家的イベント万国博覧会は、ストリップなくして発展成功はなかった。」と論破した面白い1冊。
万博は1851年ロンドン万博から始まったが、この博覧会は産業博で面白くも何ともなかった。1900年パリで初めてヌード志向が表れ、1933年シカゴ博では、ストリッパーサリー・ランドが「ゴディヴァ夫人」逸話を実践、裸で白馬にまたがり万博会場に乗り込んでいった。その結果どうなったか、それは読んでからのお楽しみ。
ただしこの本には、重大な校正ミスがある。125ページの1917年頃のムーランルージュの様子の写真と、147ページの1937年のジョゼフィン・ベーカーのステージ写真が全く同じ写真なのである。